2月5日(金)、専門家による車内講義と現地視察で「ほんとうの福島のいま」を実感する『ふくしま被災地スタディ・ツアー』が行われ、ふくサポスタッフも参加致しました。
これは福島大学災害復興研究所が主催し、ふくしま地域活動団体サポートセンターがコーディネートするツアーで、福島大学特任教授、清水修二先生がコーディネーターとして講義をされました。
約40名ほどの参加者を乗せて、いざ、出発!!
飯館村「蕨平減容化施設」に到着
家屋の廃棄物、いえの片付けのごみ、除染に伴い発生する可燃物、下水汚泥・農林業廃棄物などを焼却処理し減容化を行う国の施設です。福島市の廃棄物なども持ち込まれます。
昨年11月より運行しており、3~5年の運行予定で設置されました。廃棄物などを焼却して小さくし、処理します。福島の震災以降の課題解決の1つになることを期待したいと思います。
途中、双葉町や大熊町などの帰宅困難地域を通過しました。道路には通行止めの表示があり、寂しい風景が広がっています。
富岡へ。夜の森の桜の木の風景。
富岡は除染作業などが90%以上終了しており、入れ替えた土を耕していました。
海辺へ向かう。津波の被害をうけた建物が残されていました。
津波の被害をうけた跡。
除染作業ででた廃棄物の仮置き場。海辺のもう一つの風景。
海辺のまた1つの風景。廃棄物などの焼却施設。
富岡減容化JV事務所へ。
説明を受けました。
富岡町の除染状況、飯館、富岡の減容化施設を訪れ、ゆっくりかもしれませんが、確実に変化し、進んでいることを実感することができました。
課題が払拭されたわけではありませんが、着実に前に進むことしかできない現状をふまえ、「今、何が私たちにできるのかを考えなければならない」と強く感じたツアーでした。